涙の受験生 2020.01.07(火)
今日はウチの教員養成校の入試当日。
110人の募集に、1350人が応募・倍率12倍という厳しい競争の世界。
8時~10時はポルトガル語、11時~13時に数学の試験。
会場は当校の他に近隣の小中学校も使われる。
てことで朝6時に起きて、7時前には学校へ。
学内には沢山の受験生たち。
教室の見回りしてる同僚がいたので、着いて行くことに。
1教室には30人。
全部で45教室なので、1教室あたり2人しか合格しないのかー。
試験監督が来るまで、中に入ったり荷物置くのは禁止らしく、かなり口うるさく周ってる。
特にスマホは絶対に教室内に持ち込まないよう、かなり注意してる。
・・・・でも、カバンにしまってその後何処に置くんやろ?聞き間違いやろか?
中には教室の場所が分からないという受験生も。
しかしこの同僚も把握してないらしく、「探せ!」の一点張り。
日本みたいに紙で案内とかしてないから、受験生も教室内見つけるだけで大変やわ( ;´・ω・`)
7時には他校の先生たちも集まり、各教室の試験監督に問題用紙や解答用紙が渡される。
すると、1人の同僚に受験生リストを見せてほしいと言われた。
どうも、とある受験生が自分の名前が見当たらず困っているらしい。
しかし、リストを検索してもその受験生の名前は見つからない。
とりあえず受付へということに。
受験生リストは土曜日から貼り出されていて、それを見て受験会場を把握しておからなければならない。
他にも、試験開始ギリギリになって教室が見つからないと困っていて、実は他の学校だったという生徒も数名いた。
こういうトラブルを無くすためにも、試験前日に参加必須の集会を設けてるんやろなー。
これのせいで宿泊大変やけど。
続いて試験監督の名札が足りないと言うので、モノクロで印刷してお渡し。
こちらの仕事は一段落したので、カウンターパートの元へ。
すると色々バタついてる模様。
・校長と連絡がつかない。サインが必要な書類があるらしい。
・別会場の試験監督が足りない。連絡が届いてないのか、寝坊が恐らく原因。ウチの予備待機の先生たちが急遽向かうことに。
さて、先ほどの生徒はどうしていいか分からず、泣きながらカウンターパートと校長を待ってる。
他の先生たちと校長が出した結論は、
「事前にリストは掲出してあったのに、それを確認する義務を怠ったんだ。受験はさせられない。」
呆然と立ち尽くし、ただ泣くことしかできない受験生の女の子。
うーーーーーん
なんかなーーーー( ;´・ω・`)
まぁ確認してない自分が悪いのは当然。
でも、何で名前無かったんだろ?
ちなみに、他にも名前が無いという受験生がいたっぽい。
その受験生は総務部長が申込書を確認して、何か対応してた。
その頃には試験始まってたけど、どうなったんだろ・・・・?
試験が始まったので、試験監督ではない自分はPCルームへ。
2階から外を眺めてたら、さっき受験を認められなかった女の子がいる。
出口へと向かったが、すぐ近くの受験生リストを見に行ったらしい。
まぁ・・・・とりあえずもう一度見るよね・・・・。
でもやはり名前は無かったらしく、寮の前で座って、どうやら誰かに電話してるらしい。
受験も成績条件(内申点20点満点中、12以上)あるし、他の受験生同様申込書類も確認した上でダメだったのかなー?
受験生の責任であることは間違いないけど、なんか悲しいわ。
試験中カウンターパートから仕事頼まれたけど、数分で終わる内容だったので、あとは自分の仕事。
活動も残り半年になったので、JICAの4号報告書を作成。
そのために、後期にとった生徒アンケートを翻訳してみた。
すると大半はポジティブなコメント(我慢強く教えてくれた、笑いのユーモアあった、分かりやすい説明だった)。
でも中には
- ポルトガル語の発音直すべき
- 話すのが速くてついていきにくかった
という声がちらほら。
話すの速いのは気付いて無かった。
ポルトガル語に慣れて、思わずスラスラいきすぎてたんかなー。
13時に全ての試験は終了。
ってことで、家に帰り昼飯。
今日は家政婦さんが来てくれてた。
赤ちゃんは、少し肌が黒くなった気がする。
いやー洗濯してくれてるし水も汲んでくれるし、ホンマ有難い存在やわー(*´-`)
昼飯を終え、PCルームで引き続き報告書作成。
受験生もいなくなり静かになった学内。
特に仕事も来なかったので17時前に帰宅。
筋トレしたりダンスしたり。
明日からはしばらく首都。
先輩の最終報告聞いたり総会があったり。
あとはお別れのカクテル「アディオスアミーゴ」作らなきゃー(*´-`)