授業サポートのはずが…(2018.08.29)
今日はカウンターパート(相談員的な)のPC授業サポート。
ということで、特に今日に向けての準備は無し。
午前中はパソコン室で来週の準備しようかなー。
と思ってたら誰かが部屋をノック。
部門長的な人が
「Wifiが繋がらない!様子を見るから鍵貸してくれ!」
とのこと。
実は赴任当初から、資金不足によりWifiが止まっている。
それを知らないのかなー?と思いつつ鍵を貸す。
→PCルーム行くのが面倒になり、部屋で準備することに。
来週はWordに表を挿入する方法を説明すべきか、サンプル見せて同じ物を作らせる実践にするか。
いかんせん前任の方の指導でどこまで学び習得出来てるのかが分からない。
ん〜どうしよ。
でも説明は多分受けてるから、実践型にしようかやー?
ってことでその資料を作ることに。
その前に昼飯!
鍵を返してもらいに行くと、所属部門の長(課長)と遭遇。
「おーおはよう!元気?」←ここまでは普通の挨拶
「あ、教員紹介の写真撮らせて」←これは唐突
髪型もヒゲも手を抜いてる時に限って…。
しかも何故か真顔要求&どアップ。
見たくない。やめてくれ。載せないでくれ…。
でもモノクロみたいだし、まぁいっか(^o^;
課長の部屋を見渡すと、こんな物が。
これ何ー?と聞くと、生徒が作ったものとのこと。
教員養成校で何してんねんっと思ったけど、よくよく考えたら小学校の先生だから、音楽や美術も出来なきゃいけないのかなー?
日本の小学校は1人の先生が全教科担当、中学以降はそれぞれ専門。
モザンビークはどうなんだろ??
お昼はよくこのメルカドで購入。
色んなお店があって、野菜や日用品は大体揃う。
(何故かまな板とタオルが無い)
テイクアウトのご飯も三店舗くらいあって、今日はまだ購入したことがないお店で購入。
(お米、牛肉、野菜)
これで110Mt(220円)は安い!
お陰で毎日料理に追われることも無く、ホンマに助かる。
腹ごしらえをしてPCルームへ。
授業は16:30〜なので、先輩資料を読み返し。
よくよく見たら、生徒PCには解説資料がない。
USBの差込とか禁止してるから、アップする必要がないんかな?
でも、そうすると生徒は家(てか全員寮)でどう勉強してるんやろ??
各パソコンに資料置いたら、前の板書見なくなってしまうから?
そもそも、生徒はメモするんやろか??
これから色々観察したり、聞いてみたりしなきゃな。
さて16:30。
本日も生徒の皆様はまだお越しにならないようで。
てか先生も資料確認してるし、タイピングが分からんとか言うし!授業してないのー??
生徒たちは自分たちの教室だと思って待っていたらしい(笑)
結局30分遅れで授業開始。
このクラスは2コマ連続(50分×2)だからまだ良かった。
せっかくなので授業中の写真を撮ってみた。
パソコン18台に対し30人いるので、基本2人に1台。
どう授業するのか見ていると…
・解説終わるまでPCつけさせない
・生徒はメモするか写メるか
モザンビークでは紙も有限で、授業で資料が配布されることは無い模様。
ん〜これ効率悪いよなー。メモってる間に解説進んじゃうし。
生徒に対するアンケートでは…
・PC使ったことある人:半分
・EXCEL使ったことある人:4人
・家にパソコンある人:半分
ということで、確かにデータあげても、見る方法が無いのか…。
この教員養成校は義務教育でない。
そのため、通っている子はある程度お金に余裕がある家庭らしい。
それでもパソコン所有は半分なのか…。
そもそも、この子たちは何でパソコン勉強してるの?
業務で使うから?それとも情報って科目も教えるの??
まだまだモザンビークのことを知らなきゃいけない。
さて授業はと言うと、言語設定(英語→ポルトガル語)が皆分からない、一部資料が無いパソコンがあるということで先生・生徒共に混乱。
サポートのはずが、ガッツリ働くことに(笑)
授業後に先生と話していると、
「今日は色々ありがとう」←普通
「来週からこの授業もやってくれない?」←へ?(゜o゜;
まだ一週目、翌週以降の準備や生徒の能力把握があるので、それは流石に無理!とお断り。
なんやろ、ボランティアで来てるからには、困ってる人を助けたいし、生徒の力にもなりたい。
でも、自分がいるのは2年間だけ。
その間に現地の人だけで回せるようにしなきゃ、結局いつまでもボランティア頼みになってしまう。
自分もボランティアとしては3代目なので、ただサポートするだけでなく、どうしたらボランティアが要らなくなるのか、そのシステムを作っていく必要がある。
んー中々難しいのぉ〜。
この先生も基本は英語担当だしなー。
そもそも、情報の先生探してるんやろか?
もしかして、ボランティアなら人件費かからないからワザとこうしてるのかな??
なんか、今日はもっと現地の事を知らなきゃいけないって感じる1日でした。