赴任から丸1年 2019.07.03(水)
2019年7月3日。
今日はモザンビークに赴任してから丁度1年。
つまり活動の折り返し日。
とはいえ、朝はいつものように起きて、少し早めの8時半PCルームへ。
来月9日(金)にJICAへの中間報告をすることが決定。
ってことで、翌10(土)~11(日)に他のボランティアと南アフリカのクルーガー国立公園に行くことが仮決定。
やったー日本以外は初の任国外旅行や(*´-`)
コテコテのアフリカらしい動物はまだ見たことないから、楽しみや(* ̄∇ ̄*)
ってことで隊員と予定話したり、JICA調整員とお話したり。
調整員とお話してて、ナマーシャの中学校見てきて欲しいとか、過去ナマーシャとJICAの繋がりを知ることができた。
ナマーシャの中学校には過去5人ボランティアが派遣されてた(モザンビーク初隊員?)。
理科教育で実験器具などをJICAが寄付したらしい。
しかし現地職員に馴染まず、現在寄付した実験器具は活用されていないらしい。
オレの活動も、後任が同じPCインストラクターならまだいいけど、これをモザンビーク人に引き継いだら使ってもらえるのかな?
前同僚が、「オレパソコンの授業もやりたいから、教えてくれ!」って言ってたけど、どの程度本気なんやろか??
個人的にマンパワー(悪く言えば人手不足の穴埋め)でも良いと思う。
学校や政府が予算不足から無料ボランティア欲してるって現状はあれど、困ってるなら力になりたい。
パソコン学べないより、少しでも学べるならそれでいい。
そこから、オレが欠けたらゼロになるんじゃなく、モザンビーク人のスキル上げてボランティアがいなくてもやっていける基礎力をつけていく。
授業も同僚に引き継いでいけたらいいのかな。
カリキュラムが1年制から3年制に変わったら、どうなるか分からんけど( ;´・ω・`)
午前を終え、青空市へ昼食に出かける。
校門近くの守衛室近くで談笑してる同僚たち。
その内1人と一緒に、青空市へ行くことに。
彼曰く、彼らは働いてる時間より雑談してる時間の方が長い。
政治やら趣味やら昨日あったことやら。
基本話すのが好きな人が多いらしい。
うん、見たまんま(* ̄∇ ̄*)
この人たちに引き継いでいくのかー。
んーもっと働いて学びたいのか、向上より日々ののんびりさを求めたいのか。
秤にかけ、どちらに傾くんだろう?
自分の意見と、彼らのニーズ・目標次第かな。
あと1年で汲み取り、方向決めて活動しなきゃいけない。
他にも雑談しながら同僚と歩く。
雑談しながら歩けるって、少しはポルトガル語成長したんかな。
どうやら彼は幼少期に両親が死別だか離婚だかをして、お母さんの再婚相手の家族とくっついたらしい。
なので兄弟が10人もいるらしいΣ(・∀・;)
途中銀行に提出する書類があったのを思い出したのでお別れ。
30分ほど待って、必要書類手渡してお別れ。
1人テクテクと青空市へ。
よく行くお店の隣に入店。
サラダは無く、米と変わったスープで浸けた鶏肉。
個々の店、微妙にメニュー違うんや(*´-`)
すると、いつも行くお店の店員の女の子がやってきた。
「今日は私たちのお店じゃないの?ねー私お腹減ったから、昼飯奢ってよ」
1年たって奢りねだりには慣れた。
「ダメだよーオレこの昼食代しか金無いし(ウソ)」
これも貧しい子に飯ぐらい奢ってやれよって話かもしれんけど、それじゃ今後他の日本人や外国人がいつまでもねだられる。
栄養失調や死の間際ならまだしも、働く力があるならまずは稼ぐ。
生活の苦しさは分からんけど、その範囲で生活できるようにしなきゃいけない。
最低限(予防)を終えて雇用得たら、そこからは自分で歩かないといけない。
とかいいなか言いながらお菓子を買ってPCルームへ。
かくいう自分はボランティアなのに、贅沢してんねやな。
社会主義ではないけど、なら人を喜ばせることはするべきかな。
それがバラまきではあまり良くないんだろうけど。
さてさて、PCルームに戻り授業用意。
今日は16:35から英語クラスに2時間授業。
英語クラスは前期授業が無かったので、自己紹介と、基礎やアクセント入力やな。
各パソコンにデータ入れて、ついでに普通クラスのフォルダも整理。
なんだかんだ90分近くかかってまった(´Д`)
16:35になっても教室は無人。
初回なので生徒たちを呼びに行く。
前期同様、まずは自己紹介。
何歳に見えるか4択(20,30,40,50歳)で質問。
- 20歳・・・0人
- 30歳・・・ほとんど
- 40歳・・・5人ほど
- 50歳・・・2人ほど(合計30名)
50歳に見えるじゃと?( `д´)
他に家族やら名古屋やら趣味やらお話。
続いて入力ゲーム。
まさかの生徒1人に敗北。悔しい(´Д`)
そのあとは入力・アクセント入力の練習。
思ってたよりは皆慣れてる感じだけど、一部全く初体験って感じの生徒もいる。
Max34人と多めなので、サポート大変や( ;∀;)
でも、久しぶりの授業楽しかった。
自己紹介で笑いや異文化に驚いたり、入力ゲームでムキになったり。
この子たちがパソコン使えるようになって、将来苦労しないように基礎力をつけさせてあげたなー。
ガスの元栓が相変わらず開かないので、学内食堂で夕飯。
女子生徒が2人スープを頼んでいたので、学生食堂で食べないのーと聞いてみた。
すると、「だって毎晩豆ばっかり。昼もシーマと豆で体調おかしくなりそう。政府が金無いせいだけど、転校前の学校はご飯もWi-Fiもちゃんとしてたのに。」
一口に教員養成校といっても、差はあるんやなー( ;´・ω・`)
毎食豆ってのも可哀想やな。
そう考えると、昼の青空市の子もってなってくるけど。
なんで貧しい人が多いの?
稼ぎ少ないから?それなら物売れなくなってデフレになるだけじゃ?
富が一極集中し過ぎ?
政府のサポート無さすぎ??
逆に日本はなんで基本的には貧しくないの?
知らない側面は沢山あるんだろうけど、どうしてアフリカは貧しいの??
現地にいても分からないことはまだまだある。
コミュニケーションだってもっともっと取りたいし、日本のことももっともっと知ってほしい。
そう考えると、あと1年ってあっという間なのかなー?
料理も勉強ものんびりで、サボり率高めだから、もう少し学びは増やしたいな。
残り1年、ナマーシャのこと知って
中学校行って出来れば授業して
職員と在校生のPCスキル上げて
カクテル作ってあげて
子どもたちと遊んで
自己研鑽して
アフリカ旅行して
同僚の家族とも仲深めて
ナマーシャの人から愛される
将来日本に会いに来てもてなして
アフリカ行って成長した人間になって
モザンビーク行って良かったって心から思える
残り1年、大切にしたい。
今日珍しくマジメになってまった。
笑うポイント無くね?(いつも無いかもやけど( ;∀;))