モザンビーク 青年海外協力隊 PCインストラクター

青年海外協力隊として、モザンビークのナマーシャという村で活動してます!職種はPCインストラクターで、将来の小学校教諭に指導してます。 29歳名古屋出身の男です。 日々の出来事を書いていくので、アフリカのことを知りたい方は是非ご覧ください(^^)

悲しみ 2018.10.24

今日もWifiは繋がらず。
やっぱ機械の故障ではなく、支払い忘れてたのが原因らしい(小さな悲しみ)

…早く払おうぜ^_^;


当然殆どの先生と生徒はそんな事知らないので、
「ねぇネットは!?繫がらないよ!どうして!?」

と質問の嵐。
お前ら、授業でそれだけの質問力発揮しろや(*_*;




午前は特に生徒も来なかったので、ポルトガル語単語をお勉強。

最近よく恋愛ボケ(君は僕の彼女だろー? とか、今から踊る? とか)するので、恋愛単語を増やすことに。

例えば…
 ・愛 amor(アモール)
 ・抱きしめる abraçar(アブラサール)
 ・キスする beijar(ベイジャール)


そこから派生して、おならとか股間とかも覚えた。
なんやろ、この派生って頭おかしいやろか?(;・∀・)


そしてそんな時に限って女性事務員が入ってくる。
大慌てでノートを隠して、要件を聞く。


どうもパソコンの言語設定が分からないらしい。
なので直そうとしたら、男の先生が来たのでそっちに聞くとのこと。

…うん、異性とは儚いものだね( ・ิω・ิ)



朝ご飯を先生達と食べて歩いてたら、施設同僚と遭遇。
何故か家に行くと言い出したので、まぁいいかと一旦帰宅。

何故か急に「水が飲みたい」と言い出したのであげる。
後は部屋のJICA広報誌(全て日本語)を読み、出ていった。



俺の家は、一体何として認識されてるん??(・・;)



昼食は簡単に料理。
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米は作り置きをチンしただけ。
うどんはつゆの素があったので、麺を茹でるだけ。

ポットでお湯沸かして、鍋に注いで、コンロ点けて更に茹でるだけ。



なのにトラブル。
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鍋にお湯注いで、コンロ点けるためにガス缶の元回したら、ビクともしない。

いつもは開くのに!
なんで!?(*_*;


両手で回したり逆に回したり色々するけど、マジで回らない。
これ締めたの、女性家政婦さんだよな…。
握力弱い方やけど、まさかモザンビーク女性にすら負けるのか?(なかなかの悲しみ)


結局そんな間にぬるま湯で麺湯がかれたので、諦めて食べることに。
うん、麺を微妙に硬い。


自分への不甲斐なさに苛立ち、その勢いで麺をすする
→鼻まで麺がやってくる

オレはほっしゃんか(ーー;)
てか痛い(結構な悲しみ)


食後も元栓回すけど、やっぱビクともせず。
試しにコンロに火つけたら何故か着火。
いやいや、元栓締まってるのに。ガス缶に嫌がらせされるなんて、人生初やわ。




PCルームに戻ると、生徒が沢山自習に来た。
なかなかテスト難しいって噂が広がったんやろなー。

そんな中、NTC(福島にある、派遣前の訓練所)の同期からラインがきた。
年末年始にモザンビークに来るらしい!(๑´ڡ`๑)

会えるか分からんけど、是非ナマーシャにも来てほしいなー。




16:35から1クラスにテスト。
英語クラスなので、他のクラスとは異なり、このテストも必修科目。


なのにまー出来が悪い。
そもそも言語設定分からずパニックの生徒おるし。いつも授業中設定してたやん。


相変わらず表作成に苦戦。
数字も入力予測の使い方が分からず、全部(50個)入力する生徒ばっかだし。

採点するの怖いわ(__)


20分で打ち切って、後半グループもテスト。
前半後半共に、終了って言っても諦め悪くずっとやる生徒が多い。

でもそこはルール。無情に打ち切り。
遅刻厳禁って伝えてあるし、それでも敢えて揃うまで数分待ったし。




後半グループも終わると、1人の男子生徒がやってきた。
前半グループでテストを受けていた生徒だ。

この生徒、テスト開始数分で誤ってEXCELを保存さずに閉じちゃって、時間をロスしてた子や。


でもテストは2分延長してあげた。そもそも保存せず閉じたのは自分のミスで自己責任。



何故来たのか聞くと、テストの続きをさせてほしいとのこと。
当然お断り。
解ききってない生徒は他にもいくらでもいる。
情状酌量として、2分延長したからそれでチャラ。




3回断ると、
「なら、ただ勉強したいのでパソコンを使わせてほしい」
と言ってきた。


勉強したいのを断る理由は無いので許可。
しかし…なぜか試験時と同じ席に座った。


嫌な予感。
試しにパソコンの後ろに行くと、テストが開かれてた。
生徒は大慌てで閉じた。


「勉強したいだけなんでしょ?テストの延長は認めないって言ったよな?OK?」と聞くと生徒も了承。


しばらく後ろにいると、何もしない。
…オレがいなくなるのを待ってる。
見られなくなったら、テストやり直すつもりや。


……



パソコン同士のネットワークは繋がってるので、この生徒の答案だけ急いで回収。

すると生徒が「僕の答案が無いです!」

回収したことを伝えると、続きをさせてくれと懇願。




気持ちは分かるさ。しかも途中間違えて閉じてたし。
でもその穴埋め時間は与えたし、他の生徒も条件は同じ。
何より、勉強の為と言いつつテスト開いてたのってウソついてたってことやん。




条件は皆同じと言って断るも、生徒も諦めない。

困って他の先生に相談すると、
「それは先生次第。まぁ5分くらいならいいかもー。でも、その生徒の責任なんだから切り捨てても良い。」



教室に戻り、生徒に延長拒否を伝える。
生徒は教室後方で座ったまま。持久戦のつもりか。


こちらは全生徒の答案回収。
いやー出来イマイチ。 解けてない生徒だって延長したいだろうさ。でも時間は公平なんだ。


とはいえ鬼になりきれない。しばらく様子を伺い、忍ばれなくなったので呼び出し。




何故延長したいのか理由を聞いた。
すると、「銀行に行ってたから、開始時間に間に合わなかったんです。お願いします。」







…何故ウソをつく?





開始時、全員揃ってるのは確認した。
試験中に誤ってEXCELを未保存で閉じてしまった。何故その真実を言わないの?

銀行が〜〜って方が、理由として認められやすいから?仕方ないと思ってもらえそうだから?






悲しかった。




ウソはついてしまうことがある。それは分かる。
でも、だからってこちらにも感情がある。



叫んで怒りたかったけど我慢。
特別に3分だけ延長を認める。




延長は目の前でやらせた。
途中打ち間違えたりEXCELトラブルがあれば、その間は時計を止めてやった。

目を覆いたくなるミスは指摘してやった。
公平では無いと分かってたけど、苦しかった。




残念ながら解ききれなかった。
でもそこは約束。3分経ったので終了。





すると、

「まだ全部解き終わってない。もっと続けさせてくれ」








「もう終わりだ!!!これ以上の延長はしない!!条件は皆同じなのに、お前だけ特別に3分認めたんだ!!いい加減にしろ!!」


我慢出来なかった。
ウソを重ねて、挙げ句最後まで解かせろ。




それでも生徒は引き下がってくる。
片膝ついて、日本で言う土下座的なこともしてきた。




もうこれ以上情に流されてはいけない。
他の生徒だっているんだ。



なのにまだ引き下がってくる。






思わず机を叩き、「No!!」と叫んだ。

すると流石に諦めた。でも、「フンッ」みたいな感じで、延長の礼も言わず出ていった。(先入観入ってるかも)



なんか、悲しいし虚しい。


自分は教員として、どうあればいいんだろ?
一人一人に寄り添う、公平である、そのバランスをって話しなんだろうけどさ。

そんなボーダーラインはそんな簡単に見えない。
今回だって厳しいって意見もあれば、生半可って意見もあるだろう。



ただ思ったのは、ウソをついていつまでも懇願してくる生徒。


想像になってしまうが、甘えグセがあるのではないか?
何を言われようと、お願いしますと言い続ければ何とかなる。

勝手にリンクさせてしまうが、アフリカ人に援助慣れがあると言われるのと同じなのだろうか?




1人の人間として、自律してほしい。
自分のミスは素直に認め、自分の行動に責任を持ってほしい。
その上で、自分の理想を追ったり、人や社会の力になったりしてほしい。




ミスを認めずウソをつき、公平さを損なって自分の満足の為だけではいけないことを、これから理解していってほしい。



なんか、モザンビークに来て1番悲しい時間だった。







あー辛気臭くなっちまった!
さー明日だ明日!



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